喪失体験者の師走(年末)に思う複雑な気持ちについて

今日は喪失体験者の師走(年末)に思う複雑な気持ちについて述べさせていただきます。

師走(年末)は、本当にこころが複雑になります
    
    喪失体験者にとって、師走は本当にこころが複雑です。
今年も、師走になりました。喪失体験者にとっての師走は、複雑な心境になるのは私だけでしょうか?師走をイベントと呼ぶのは適切かどうか解りませんが、毎年、師走にはクリスマスがあります。

 

クリスマスは私にとって本当にこころを複雑にするイベントです。世間の華やいだ
ムードとは裏腹に孤独感が、より一層強くなり本当に辛くなります。なぜか、まず最初はあの、クリスマスソングです。私は音楽が大好きなのでクリスマスメロディーも大好きでした。大好きでしたと過去形になっているのは、今は、それほど好きとは言えません。なぜなら、思い出がそのメロディーによって、ごく自然に復活してしまうからです。多分、人それぞれだと分っていますが、私自身はそのメロディーに過敏に反応してしまうからです。


私も、以前はクリスマスが大好きでした。それは一人で経験するクリスマスではなかったからです。常に複数で経験してきたクリスマスが一人になった時楽しくも、嬉しくも無くなってしまいました。
やはり、私は孤独を謳歌できる性格では無いのでしょうね。これは幼い時のトラウマが原因なのでは無いかと思いますが,しかし、今、古希(70歳)の年齢になって、ようやく孤独を理解できる人間になりました。それは、人間は他の人と群がっていてもこころが孤独を感じる人と、そうでない人がいることも理解できるようになりました。


考えてみれば若い頃の孤独と年齢を重ねてからの孤独では、少し孤独の色合いが違います。どういう事かと言えば、若い頃の孤独は、兎に角誰とでもいいから触れ合っていたいような感覚ですかね。
でも、今、現在の孤独感っていうのは、本当にこころから分かり合える人と触れ合いたいって言う感じかな?だから、気持ちの通わない相手であれば特に居なくても、孤独を感じないと言うか、そんな感じです。うまく表現できませんが、やはり歳の成せる感覚なんですかね。そんな師走を迎えています。

グリーフアドバイスを運営者  深井

 

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