最愛の家族の死から前を向く方法

今日はユーチューブ動画から最愛の家族の死から前を向く方法!の音声ファイルを文字起こししたテキストファイルを全文掲載します。三休の戒名チャンネルの動画より引用しています。

 

おはようございます。三休でございます。お葉書を紹介をさせていただきます。
このたびは亡き夫の戒名を、お力をいただきありがとうございました。突然の死去に際し家族全員が一歩も前に進めない状態でおります。ご住職様の温かいお言葉にそっと背中を押していただいた私は、押していただいたように心が軽くなります。

この先もお墓や菩提寺と、いろんな面倒な事はありますが、まずは初盆にご供養をして差し上げましょうとおっしゃってくださった時はパアッと目の前が明るくなりました。本当にありいました。(お葉書はここまで)ありがとうございました。


突然ご主人を失って一歩も前に進めない悲しみばっかりで何をしたらいいんだろうか、
どうしたらいいんだろうかと、そういうことも思い浮かべ、そのままどうして死んだんだろう、どうしてなくなったんだろうと、ずーっと泣いておられた。

でもなにかの拍子で私どものほうでご連絡があって、まぁ同じ大田区の方なので何かあどっかの紹介かもしれませんけれど私どもにご相談があってね、あのお墓とかも菩提とかないので、じゃあどういう風にして言ってどうやってこれからしていけばいいか。一つ一つこの供養をしていくことによってある意味その悲しみ、これ悲嘆の科学、英語で
言うとグリーフケアと言うんですけれども。

このグリーフケアっていうのは、いっぺんにはその悲しみってのパーッと晴れないん
ですよね、時間と共にそして一つ一つ私たちの行動とともに心が晴れていくんです。
これはある意味ですね、私は仏教のこのシステムというのは非常にグリーフケア
なっていると思うんです。私も学校でですねグリーフケアのことを教えていたんですね。

でこの悲しみ悲嘆の科学というものをよくよく見ていきますと、悲しみどうしようかでもその中で閉じこもっている人がいる。でもそこから一歩踏み出すには初七日ですよ、二七日(ふたなぬか)ですよ、三七日(みなぬか)ですよ、五七日(ごなぬか)ですよ、五七日にはお地蔵様ですよ。
近くのお地蔵様にお参りに行きませんか。五七日の時にご主人の好きだっ何かお供えをしましょうね。お経の一環でも唱えましょうね。四十九日があって白木のお位牌から今度塗りの位牌忌明けになるからご先祖の仲間入りをしますよ。


百か日、まああの伊勢原にですね茶湯寺というお寺があります。茶の湯のお寺、その大山ってお寺があるんですね、大山阿夫利神社(おおやまあぶりじんじゃ)というそこの山道の途中に茶湯寺(ちゃとうじ)というお寺があります。

茶湯寺と言うお寺これ面白いですね、地域性もちろんある、あの伊勢原とか平塚とかあの辺りの方々は百一日目にお参りです。百一日目にそこの炙り神社にお参りに行かれるのです。101匹わんちゃんじゃないですね。
でも百一日目にお参りに行くと、亡くなった方と出会うことができる。お参りにたくさんの方のお参りがあるんですよね参道にはですね。そこに故人にそっくりな方がニコッと笑って通り過ぎるんだ。だから百一日参りをすることによって、亡くなった方とまた出会うことができる。


また目黒にも五百羅漢寺てありますね、あの五百羅漢っていう五百羅漢たくさん羅漢さんがいっぱいあるんですよ。あれにお参りをしましょうね、なぜですか?一杯のお坊さんに囲まれてお参り、違うんですまあ今でこそインターネットとかカメラとか写真とかがありますが江戸時代にそんなものは無かったです。あの五百羅漢寺に行ったら、誰か五百人もいてたら一人はご主人にそっくりな方があるんですよ。


そうすると何だかそこのお寺に行くとみんなお坊さんがいるけれども、その主人にそっくりな方が居る、だから探してみましょうね、そうするとなんだか心がそうなんです別れて悲しむのではなくて、なぜなれば人は生まれたら必ず死ぬということです。


生死一如とも言いますけどこれは避けることができない避けることができないことをいつまでも悲しみに浸っているのではなく、主人との思い出、また出逢えたことへの感謝
また、そのおかげでこうして自分が代わりにまた生かさせて頂く、そして、いずれ自分もあの世に行く時が来るわけですね。そう思っていくと今の自分というものをもう一度取り戻していくことができるのではないかと思います。お近くですからまたどうぞお参りになってください。

 

ここよりサイト運営者の感想です。
如何ですか?茶湯寺っていいですね、沢山の方がお参りに来られるので、その沢山の方の中には故人に似た方がいるらしいですよ。そして何故かニッコリ笑って通り過ぎるのですね。その故人にそっくりの方の笑顔に出会えるお寺なんて最高ですね。私も一度行って見たい気になります。

今日掲載の他にも、グリーフアドバイスには法話グリーフケアに関するコンテンツが一杯です。ぜひ、お立ち寄り下さい。

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