死別の苦しみから救うためにすべき事

今回はユーチューブ動画から、新しい真勝和尚さんのお話を引用します
このお話は本当に喪失による人の気持ちを思うと言う事は、どの様な
事を言うのかと言う事を考えさせられました。
じっくり読んで頂きたいと思います。


死別の苦しみから救うためにすべき事

引用ここから
ある意味では心を鬼にする。その娘さんには未来があるんです。真勝です、今日のご相談です。今日のご相談は50代の女性から今日は私の娘のことに関する相談です。娘は20代のころ結婚する予定で、男性とお付き合いをしていました。婚約こそしていなかったのですけれども、もう両親とも認める関係で、いつでも結婚していいんじゃないかとそんな気持ちで親としては大事に見守っていました。

 

とても好青年で、娘がそこに嫁いでいく、それは自然な流れ、とてもうれしいことそんな風にも思って見守っていました。そのような中で20代後半、いよいよ結婚の時が近づいているかなというふうに思っていた時に、彼の方に病気が見つかりました。最初聞いたこともないような病名でしたので、どのような病気かと思いましたが、よくよく聞いていくと、いゆる難病で原因不明、そして致死率はすごく高い。あれよ、あれよと言う間に病状は悪化し、それから半年もしないうちにその彼は息を引き取って死んでしまいました。


娘はどれほどな期間悲しいんだことであろうか、見るに堪えないような日々が続きました。四十九日を過ぎても、娘は、やはり涙し、勤めていた会社も務められず、休みがちになりそして退職をすることとなりました。家に引きこもりに近い状態で居て1年という時間が過ぎました。少しも状況としては変わらず、家にいるというような状態の中で
少しずつ私の義理の母、娘の祖母に当たる人が足を悪くし歩行が難しくなりました。そして通いで施設にお世話になったりするようにもなったのですが、娘はその祖父、祖母を手伝い送迎をしたり、介護をしてあげたりとても家族としては助かりました。


そのような中で時間が過ぎて行き、娘の私は34歳に、未だ状況は何も変わらず、外に出る時も買い物程度にしか出て行かない、当たり前ですが男性との出会いはありません。娘の時間が止まってしまっているように見えます。しかしながら、私たちも歳をとっていきます。このまま私たちが年老いて、そして娘が独身のままいってどうなるをことなのでしょうか。祖母の介護、これにはとても助かっていてくれて嬉しいのですが
このままた時間を支えていくこと、これには本当に不安を感じます。どのように考えたでよろしいでしょうか。というようなご質問ご相談になります。


この失恋というものの中でも、死別というものですね。死別というものは本当に心に残っていきます。これは実は私の親友にあたる人間がですね、若いときにやはり難しい病気で死んでしまったんですね。で私自身も本当に大きな心に穴を開けられるようなね
そんな死だったんですけれども、やはり結婚を約束したね彼女がいたんですね。そこの、その彼女を見ていると本当に見ていられないようなね状態になりました。


そしてどうすればいいのかといっても我々が何かしてあげられるものでもなくって、で私は生まれたね郷里を離れておりましたので、時々彼女に会う程度しかなかったんですけれども、やはり苦しい時間を、その過ごしていたんじゃないかなというふうに思いました。そしてね、私の親友の家の人間は、何年だったか忘れましたけども、時間が経ったときに、この家にもう来なくていいよという風に告げたそうです。


来てはいけないみたいなね、言葉として言ったんだそうです。その意味ももちろん含めてね、あなたにはあなたの人生があるこれから、そのね、死んだ息子を忘れてくれとは言わないですけれども、新しい自分の未来を見てほしいと。きっとそれが幸せになってくれれば喜んでくれると思うというような言葉を伝えて、こないでください家にも来ないでください。お線香もあげてくれなくていいです。というようなことをね告げたんだそうです。


その時その子はですね、ええわかりましたと言いながら1つだけ許してくださいってお願いしたのが、命日に当たる時にだけ来させて下さいと、その時だけ許して下さいという風にね、親後さんに伝えて、そして年に一度だけお線香あげに来たりね、しているような形をとっているんですね。でまぁ私も勿論よく知っている相手ですので、ええそうですね1年に1回運が良ければその時に会ったりします。でどうなったか、その後はどうなったかというと、何年掛かったかわかりません。えっと、そうですね5年以上私がかかったと思いますけれども。結論としてですね、彼女は少しずつ、勿論心としては立ち直りながらも恋愛というのができなかったです。


できなかったんですけれども、その彼女はちゃんと会社勤めをしていたんですね。会社勤めをして居ましたので、当然男の人と触れ合う時はあるわけですね。そして会社の人間がですね、彼女を見ていて、もちろん全ての事情を知っています。5年前からの事情を知っていて、それを含めた上で結婚してくれという風にプロポーズをされて、そしてその昔のねその彼が死んだということ、あるいはその彼のところ、彼のご実家に行ったりお墓参りをしたりすることはしてもらって結構だからと、それはとてもの君にとって大事なことだと。だからそのうえで、それも含めた上で、君と結婚がしたいと言う風にね言ってくれたんだそうです。

 

そしてえー、今となってはえーっと何人子供産んだのか知りませんけども、確か、ええっと、もう社会人なるような男の子が居て、確か高校生時分にはサッカーを一生懸命やっていてそれをね、ええ母親が一生懸命追っかけしているようなような、家庭をちゃんと築いていらっしゃってで幸せになってるなあというふうに、私は最後に会ったときに感じました。それには彼女には苦労が苦労があったと思います。


しかしながら、ポイントとして何が大事だったのかっていうと、社会と断絶してなかったということです。社会に出ていたから彼女は、人と知り合うことができた。そして縁が持てた、そして結婚して下さいと言う、もっと言うならば、その人自身を認めてく、包んでくれて、結婚して下さいと言うね。一緒に歩みましょうという人が現れてくれたんですよ。


ですので、あなたの娘さん、問題はどこかというとその家にいて人と接しないこと、そしてご家族の皆さんが全員ですねーご本人も含めて、楽な方にあゆみをしていることじゃないでしょうか。家にいればあなた方は、安心だとも思ったんでしょ。あるいはその子は家にいれば楽でしょう。そして、やることとしてねおばあちゃんの介護があることによって、そこにいる理由があったりするので、自分自身をごまかせる。そしてまわりの人としてもそれをしてくれるというなんとなくいい話ですのでそこで、胡麻化して来ていないでしょうか。


でも一番大事に考えなきゃいけないのはどこでしょうか。皆さんが考えなきゃいけないことはですね、その娘さんにも人生があるということです。その娘さんには未来があるんです。そして介護は、別の方法でも何とか出来るんじゃないんでしょうか。今の時代、この社会福祉国家と言われるこの日本において、別の方法が取れないはずはないかと思うんですね。


でもその孫娘がいることのほうが楽ですよね、家族からすると、そこに甘んじてるんじゃないんでしょうか。そこを家族全員がある意味では心を鬼にするようにそれを断る。
そうではないあなたのするべきなことはそちらじゃないですよと、私の親友の親がですね、その婚約者のようなね、女性にもう来るなという事、それはつらかったと思います。本当にね、その娘のように可愛がっていたね、彼女にそれも自分の死んだ息子にですね、したって線香あげに来るその娘をですね、もうくるなと言う事はつらいことだと思いますね。当然言うのも辛いけども聞く方はつらいですよね。今までそこに頼ってきたものを取り上げられるわけですから。しかしながらそれをしたんです。それをしたことによって一つの新しい未来を作り上げたんです。


あなた方もいいですか、ご家族として本気でその娘さんの幸せを考えなきゃいけないです。だって今34歳ですよね。その恋を始めるには遅すぎるぐらいの歳です。もう5年以上そこに費やしてしまっているわけですね。ですので、今すぐに行動を起こさなきゃいけません。介護というのは例えばデイサービスだとか種類とかわかりませんよ、そのなんかしら別の方法で、かつそのおばあちゃんが頭がボケてしまわないようにね、工夫をしながら色々方法を考えてください。

 

でもその娘さんは正直なところ外に働きに行かなきゃいけないと思います。そうしないと結婚というのはもう本当に難しいです。ですのでせめて外に出てですね、お仕事をしていただいて、そしてその今まで家に居て、いることになっているので、残念ながら色んなところで油断してしまっているんじゃないでしょうか。えっと、身なりですね、女性としては髪の毛だとか、あるいは服装だとか、そういった物。それが外に出ることによってピリッとしてくると思います。

 

もし可能であるならばええそうですね。それなりにきれいな職場。まあ何かスキルがあるかどうかわかりませんけれども、見に行っていただいてそしてそのできるだけ身なりを意識して意識させて、そういうようなところで一生懸命ですね、社会というもののリハビリを彼女にさせた方がいいと思います。それが何よりの道ですね。


もしそれその先にですね、例えばお見合いをするとかね、そういうような機会もあるにしても、とにかくまず社会に出てリハビリをリハビリをですね、行う。彼女が人と接していられるようなね、状態を作る。家に居るとですね、お話の話題すらない。それではなかなかね、付き合いするにも難しいでしょうし結婚の話もならないです。だからまず社会に出してあげましょう。家族は良かれと思ってやっていることが助かるなんていう甘え、それを捨てましょう。

 

ょっと厳しいことをかもしれませんが、先ほどの私の親友の話というのは実話です。本当の話です。そしてその厳しい事を言った結果というのが必ずあるのではないかと私は
思っていますので、貴方方も真剣に彼女の未来を考えて、優しいとか、ええ気遣いだとか 、そういうものでですね、楽な方に甘えないようにね、していただければと思います。切に切に私の方からお願いいたします。真勝でした。

引用ここまで

 

ここからは運営者の感想です。
如何でしたか、本当に残された方のこころを思うとは、このような対応を言うのでしょうか。厳しい事とは何なのでしょうか?言う側も、言われる側にも辛い言葉は、本当は優しい言葉なのかも知れませんね。

グリーフアドバイス運営者 深井

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