悲しみ苦しみとの付き合い方 親との死別、コロナで収入減、、弱った心を整えるには

今日はユーチューブ動画から
悲しみ苦しみとの付き合い方を紹介します

副題
親との死別、コロナで収入減、、弱った心を整えるには


引用ここから

みなさんこんにちは心理療法家の川端信子です。今日も皆さんから頂いたご相談の中から1名の方の御相談を選ばさせていただきました。今日は、HIさんなので、ハイさんかヒーさんか、どっちかだと思うんですけど一応ヒーさんでいきましょうかね。ヒーさん40代の自営業の方からご相談いただきました。


母の死、コロナ、父の不調、一人で抱え参っています。というご相談です。母が亡くなって今日で丸三ヶ月が経ちました。四十九日を過ぎてから眩暈がひと月ほど続き、起き上がることができませんでした。その後週ごとに、家の中で起きて過ごし、家事が出来るようになり、次の週には、仕事に復帰してと、進退的な症状は治まりつつなんとか毎日を過ごせるようになりましたが、まだ心が不安定です。


外に出ること、人に会うこと、緊張することでめまいがするのが心配で、抗不安薬がお守りです。体力ともに自信がなくなって、今までの自分が一体、なぜあんな自信に満ちあふれていたのか不思議なくらいです。コロナ過での影響で収入が減るなか、月々の返済のためにも安定して働ける精神状態に戻りたいのと、そんな中父も同じく、もしくは私以上に体力、精神共にガタッときて私に支えを求めています。


もちろん父が安心して毎日を過ごせるように手助けしてあげたい、しかし私もまだ万全ではない。県外の実家に通う金銭的余裕もない。と、死別の悲しみから回復する兆しの中、急にいくつもの問題が自分の中でかみ合ってきて、相談するところもなく一人で抱えてしまっているところこちらのサイトに出会いました。信子先生どうぞ助けてください。よろしくお願いします。


先生の名前、母の名前と同じでご縁を感じますということです。ヒーさんのお母さんの信子さんっておっしゃるんですね。ご縁ですね、ヒーすごく優しくて、ご家族思いなんだなーっていうのが伝わってきますね。そしてものすごく頑張り屋さんだなあっていうのが伝わってきます。なのでこれまでもいろんなことをポジティブに明るく前向きに切り抜いてきたと思うんですね。


だけど大切なお母様を失われて、今は本当に落ち込んで喪に服す期間だと思います。丸、三カ月は経ったということで、まだまだ3ヶ月なんですよねまだ3ヶ月で、ヒーさんに取ってお母さんの存在っていうのはヒーさんが思ってた以上に心を占めていたり、ヒーさんの幸せに影響を与えていたっていうことを、たぶんお母さんが亡くなって初めて実感されたんじゃないかなって思うんですね。今は落ち込んで当たり前、悲しんで当たり前、前のように元気になろうとか、前向きになろうとする必要はないって事を知っておいてください。


もちろんお父さんも同じように、おかあさんに対する思いとか、ロスの寂しさとかっていうのは、ヒーさんと同じくらいあると思いますから、お互いを思いやりつつも無理のない範囲で、関わり合う、家族であったとしても適度な距離感っていうのは大事な時があるんですね。特に辛い時だからこそ、あの支え合わなきゃいけないって思うんだけれども辛い時だからこそ、お互いストレス感じて、相手を思いやるゆとりが無い、ようは、物理的におとうさんのとこに行って、お父さんの世話をしてっていうのが、多分ヒーさんの理想の関わり方や、思いやりの表現の仕方だと思うんですね。


でもそうではなくて、ただただ今は自分の体調が優先なので、自分で死んだね、溺れている状態では、溺れている相手のことを助ける事っていうのはできませんからまずそのことをあの明確にして、まぁ私もお父さんも溺れる状態なんだ、私は、私をまず溺れてる状態から陸に入れてあげることが、大事なんだっていう私が時々皆さんにお伝えする、Meファーストってね、オンリーMeではなくてね。

まず自分がボロボロのときは、まず自分のことをあの整えてあげよう、自分のニーズを満たしてあげようというMeファーストという精神を培ってあげるということ、それは結果的に相手の事を満たすことにつながっていきますから、MeオンリーではなくてねオンリーMeではなくて、まず私という立場をとって満たしてあげる。


それを、許可をヒーさんがその許可を与えた自分自身に許可を与えただけでも、肩の重しがふっと取れるっていう事はあります。全部私がやらなきゃ、つらい、つらい、つらいて落ち込んでる場合じゃない。お父さんだって辛いから、お父さん助けなきゃいけないんだあって、自分に心理的な足かせをかけている以上、この重しがね、なかなか次のステップ行動を起こさせにくくなってしまう。足かせになってしまうので、まずその心理的な足かせを取ってあげる、重しを取ってあげるって言うことをしてください。


私はまず私を大事にして良いんだって、許可を与えること。これでね、あまりゼロかイチの大きな差が出てくると思いますので、そうしてあげてください。そして、サポートの輪を広げてください。自分だけがお父さんのお世話をする人ではなくて、もちろん、あの家族なのでお父さんのサポートをしたいって思うのは当然だし、ヒーさんにできるサポートはしてください。例えば毎日電話をかけることっていうのはできるかもしれない。もちろん毎日が大変だったらね、週に数回っていうのでもいいかもしれないですよね。


だけれども数週間に1回実家に帰ってとかね、離れている実家に帰っていうのはとても負担になると思うので、そこが連携をするサポートの輪をどんどん広げて、例えばお父さんの周りに親族で、お父さんの様子をちゃんとチェックしてくれる人がいないかとか、お父さん体調悪かったら一緒に病院付き合ってくれる人がいないかとか、あるいはね、ご近所でネバーウォッチング、お互いにちゃんを目をつけてあげて、見守ってあげて、お父さんの状態を時々ね、チェックしてチェックしてほしいということを、
コミュニケーションすることも一つですし、あとはやっぱりお父さんの体調があまりに
も優れていなかったり、そしてヒーさんの状態も優れていないような場合には、きちんと
地元のご実家のあるところですね、福祉課に連絡をして何が可能か、あるいはあの
地域包括支援センターなどにコンタクトを取って、何ができるかっていうことを相談するっていうことも大事になってきますので、どんどんこういう福祉とかサービスを活用するようにコンタクトしてみてください。

お母さんが今まで、もしかしたらね、お父さんにとっての大きな支えになってきたと思うん
ですよね。だけれどもお母さんが亡くなってしまって、お父さんもものすごく大きな穴が空いてしばらくは、その寂しさを埋めるのにヒーさんのところにもコンタクトっていうのが増えてくるかもしれませんけれども、その時にも率直にお父さん今ね、私もすごく大変でね、お父さんの気持ちわかるし、私も父さんところに飛んでってあげたいし、お父さんのサポートもしたいと思ってるだけれども、今、自分はこういう状態でとっても辛いんだっていうことも、素直に伝えてあげる、そうするとお父さんも、あぁ、娘ばかりに頼っていられないんだということで、自分でサポートを拡充していくっていうことに意識が向き始めるかもしれないんです。


ヒーさんがそれを隠してお父さんには心配かけたくないからといって、隠して頑張っている
以上ね、娘はまだ若いし私より体力があるから、娘に頼ればいいって短絡的に考えてしまう可能性がありますけれども、そうではなくて、私も今辛くて大変なんだってことを逆に家族だからこそこの本音を吐露したっていいっていう見方もあります。お父さん高齢だから心配かけたくないっていう見方ももちろんあると思うんです、でも今はヒーさんがとっても大変な状態なのでちゃんと自分のケアをまずは優先して、私が元気になって気力も体力も溢れてきたらば、また私が行き来するからねって、お父さんのところにも行けるようにするから、それまでちょっと私は私の事に取り組むからお父さんそのことを理解してねって、こういうやりとりを率直にしていただけるというのではないかなって思います。


いずれにせよ、あのキーワードはこのサポートを拡充していく、自分だけがおとうさんのサポーターになるのではなくって、お父さんの周りにたくさんのサポーターが自分以外のサポーターがいるように、同時にヒーさん自信も自分のサポーターを拡充してください。この大変な時に大変だって素直に助けを求められる相手を、回りに一杯作ること、相手に迷惑かけちゃいけないって思ってるかもしれないです。だけれどもヒーさんが思っているほど相手は迷惑なんて思っていないことがほとんど、本当に大変な時はね。今本当に大変な時なんだなって理解する力を回り持っている人はたくさんいるって、もちろん依存じゃない人もいっぱいいるかもしれないけれどもあぁこういう時にヒーさんが素直に助けを求めたりすれば、力になってあげたいって思うような人っていうのは結構いたりします。


助けを求めてみて初めて、あぁ、こんなに助けてあったんだって気づくっていうことはね、よくあることですので、素直に、今、私は大変なんだ、辛いんだって言って助けを求める、何かして欲しい事があったら、たまに私のことちょっと見に来てくれないかなとかね、あるいは何か買ってきてくれないかなぁとか、お惣菜なんか買ってきてくれないかって、気が滅入っててねとかね、そういう事を言える関係っていうのを作っていくと楽になると思います。


私たちには相互扶助の精神、ヒーさんがお父さんの力になってあげたい、だけどこうなれないって思う時がある。周りも成れない時もあれば、助けになりたいって思う人もいっぱいいますからそれはヒーさんが誰かの力になりたいと思うと全く一緒です。この相互扶助の精神っていうのを生まれながらにして私たちは持っていますから、その助けたいニーズ、助けたいという相手の欲求を満たすというのが今の課題だ。人助けをしてヒーさんから感謝される機会を周囲に対して与えているという風に受け止めてみて、今は助けられることが仕事という風にね、ご自身の役割を位置づけるのも大事じゃないかなって思います。

 

今はもう落ち込んで当然、休もうって、休むことが仕事、そして助けも、助けを求めることは
仕事ってね。割り切ってください。抗不安薬がお守りということで、あのきちんと服薬をしながら薬をね、もう早くやめて早く元気にならなきゃっていう風にしないで、きちんと薬を活用しながら薬の英知を活用しながら、自重もしながら調子を見ていってください。無理をせずに無理は続かないというね、自然界の法則がありますから、今は休む時、きっと天国のお母さんもヒーさんに頑張らなくていいよ、今はゆっくりね、あなた頑張ってきたからねって、優しい眼差しでヒーさんの事を思いやっていると思います。お母さんのエネルギーと繋がるていうことも意図して、寂しさの中にもそういう見えないお母様思いやりののエネルギーを感じて、ぜひご自身に優しく過ごしてあげてください。どうもありがとうございました。

引用ここまで

如何でしたか、本当に必要な時に、必要な助けを求める事ってなかなか難しい事なんですね。
介護サービスなどもあるのは解っていますが、なかなか利用する状況になると、そこまで考えが至らないものなんですね。でも、本当に
自分を犠牲にしていては、他の人を助けるなんて事は出来ません。身内だからこそ率直に言える事もあるのは事実ですね。考えさせられました。
参考にして頂けましたでしょうか。
グリーフアドバイスでは、この動画のリンクをページトップに貼ってありますので、
ご覧頂ければと思います。グリーフアドバイス 運営者 深井